[県政研究]「長崎大水害から30年」に思うこと

死者・行方不明者299名、被害総額約3000億円という未曾有の大水害から30年。7月23日には長崎市内各地で慰霊祭が行われた。思い返せばあの夏、当初は少雨の梅雨で節水が呼び掛けられていた。7月に入って西日本では雨が集中するようになり、長崎でも20日には大雨が降っていたが、21日には梅雨の晴れ間も見られた。 23日に九州北部を覆った豪雨の範囲は次第に南下したが、長崎市では夕刻にはまだ小雨程度…

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[県政研究]原子力安全協定・鷹島町住民へのアンケート結果が出ました

玄海原発(佐賀県玄海町)に県内で最も近い松浦市鷹島町の住民団体「玄海原発と日本のエネルギー政策を考える会」が実施した、玄海原発の再稼働の賛否などを鷹島の島民に問うアンケートの結果が出た。 町内全世帯を対象にしたアンケートで、対象の8割近くから回答を得られたが、その8割が『玄海原発の再稼働に反対』だった。鷹島は一番近い場所で原発から8.3キロ、あまりにも近い、反対が大多数を占めるのは当然のこ…

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[県政研究]原子力安全協定交渉・「事前説明」と「立入調査」を獲得

玄海原発周辺の自治体が、九電に対して原子力安全協定を早期に締結するよう要望を出したことは、先月の県政研究で取り上げた。原発施設は佐賀県の西端・玄海町に立地し、長崎県松浦市に隣接するため、松浦市は立地自治体である佐賀県・玄海町並みの扱いを強く求めていた。 立地自治体とその他の周辺自治体との違いは主に、(1) 原子炉増設など施設変更時に九電が自治体の了解を必要とするか否か、(2) 異常が発生し…

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[県政研究]対岸の火事ではない。玄海原発の安全協定締結について

九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)から30キロ圏内にある佐賀、長崎県6市の原子力防災関係会議が24日、長崎県松浦市であり、九電に早期の原子力安全協定締結を要請することで合意した。伊万里市など5市の首長が5月7日に九電本社に申し入れる。 参加自治体には協定の内容について、原子炉施設変更の事前了解を求めるなど立地自治体と同じ内容を求める意見と、連絡体制を充実する程度にとどめる考えがあるが、伊万…

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[県政研究]長崎県議会は通年開催になりました!

長崎県議会は3月16日、議会側の判断で本会議を開ける「通年議会」制度導入の関連議案を賛成多数で可決した。都道府県議会では全国初で、同月23日には栃木県議会が同様の議決をした。4月1日より施行される。 従来は、年4回の定例会を知事が招集していた。通年議会では会期が5月から翌年3月まで、知事が最初に招集した後は、議長が必要に応じて本会議を再開できる。従来の定例会開催月には定期的に議会を開催し、…

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[県政研究]県庁舎設計業者選定で公開プレゼン実施!プロポーザル方式って?

県は長崎県庁舎の設計者選定2次審査を市民に公開すると発表した。候補の3つの共同企業体(JV)が新庁舎の配置やデザインなどの考え方を説明し、副知事や有識者ら審査委員がヒアリングを行う。「公平性の確保」を理由に業者名を伏せて審査され、最優秀提案者と次点を決定後、速やかに公表される予定。 2次審査は3月18日午後1時から、長崎市出島町の県農協会館で開催される。入場無料だが、定員300人・申し込み…

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[県政研究]4連動地震が起きても大丈夫!魚市跡地の安全性が確認されました

左の図は、『県民だより・ながさきライフ』の2012年1月号に掲載されたもので、昨年末に発表された魚市跡地の津波に対する安全性シミュレーションの結果である。学術データをより分かりやすい表現に編集してあるが、県議会で説明された資料そのものだ。 津波に関しては、従来、東海・東南海・南海の3つの震源が同時に地震を起こした場合の”3連動”地震を想定してシミュレーションされてきた。昨年の東北大震災の状…

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[県政研究]新しい地方自治の時代は来るのか~大阪ダブル選挙を考える

11月27日に実施された大阪府知事・市長の同時選挙は、大阪維新の会の圧勝に終わった。市長選に出馬した元大阪府知事の橋下徹氏は選挙前から絶大な人気を誇ったが、それでもこれほどの完全勝利に終わるとは予想されていなかった。マスコミは既存政党の敗北を喧伝するが、果たしてこの結果は地方自治にどういう影響をもたらすのだろうか。 攻撃的な物言いで敵を作りやすい危うさはあるが、分かりやすい敵を作ることで論…

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[県政研究]9月議会質問より (3)九州新幹線西九州ルートについて

9月本議会の一般質問で、野本三雄は以下の8項目を質問した。今回は「九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)について」ご紹介する。 (1)諫早~長崎間の着工について 九州新幹線西九州ルートについては、平成20年3月に武雄温泉~諫早間が認可・着工され、順調に工事が進められ、県内で最初にトンネル工事に着手した鈴鹿トンネルの貫通も近い。 一方、諫早~長崎間については、未だ認可されておらず、平成29年度…

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[県政研究]9月議会質問より (1)県庁舎整備問題について

9月本議会の一般質問で、野本三雄は8項目に亘る質問を行った。今月・来月の県政研究と一問一答のページを使ってその内容をご紹介していきたい。 質問テーマは、1.県庁舎整備推進について、2.九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)について、3.道路行政について、4.水産行政について、5.第10回全国和牛能力共進会について、6.輝くながさき園芸産地振興計画について、7.認知症高齢者対策について、8.…

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[県政研究]西九州新幹線長崎ルート・諫早~長崎間の着工を急げ!

先の6月議会一般質問で、連立会派は西九州新幹線長崎ルートの早期着工について質問を行った。長崎新幹線は、7年後の平成30年一括開業を予定している。平成20年3月、武雄温泉から諫早間が認可・着工され、これまで251億円の予算が計上された。8本のトンネル工事及び橋梁工事が着々と進み、それに伴う用地買収等も順調に進んでいる。 しかし諫早から長崎までのわずか21キロの延伸がなかなか認可されず、平成3…

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[県政研究]原発の計画的・段階的な縮小・撤廃へ向けて

玄海原発再稼働に係る緊急決議 7月5日、県議会において3つの緊急決議が採択された。九州電力玄海原子力発電所の再稼働について、長崎県民に対する説明と意見聴取を求めるもので、国・佐賀県・九州電力の三者宛てとなっている。 翌6日、政府がストレステストの実施を表明し、首相がストレステストを原発再稼働の前提とする趣旨の発言をした。そこに九電のやらせメール問題が発覚する。7日午前には玄海町の岸本町長…

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[県政研究]玄海原発特集2・玄海原発の危険性について考える

休止中の玄海原発2、3号機が運転再開の見込み 佐賀県の古川知事が、玄海原発2、3号機の運転再開を容認する見込みだ。再開すれば、東京電力福島第一原発の事故後、検査で停止している原発では全国初となる。6月末に佐賀県を訪れた海江田経産相が「玄海2、3号機の安全性には国が責任を持つ」と再開に理解を求め、会談後知事は「安全性の確認はクリアできた」と語ったそうだ。 佐賀県も玄海町も再開には前向きで、…

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[県政研究]コメ価格の高騰で問われるべき農業政策

田植えのシーズンをひかえた5月、農林水産省総合食料局が『米をめぐる状況について』と題する文書を発表した。東日本大震災の影響を約14万トンの収量減と想定している。地震・津波の被害による農地や灌漑施設等の被害によるもの9万トンと、原発事故による作付制限によるもの5万トンである。 各市町村には生産目標値が割り振られており、被災地域は減少が見込まれる分について県内外に受け入れ先を募った。結果、減少…

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[県政研究]大震災後の今こそ、九州の元気を世界につたえよう

冒頭の画像は、3月12日に全線開通した、九州新幹線鹿児島ルートの開業前キャンペーンのCMのワンシーンだ。開業前日に東日本大震災が発生し、せっかくのお祝いムードが惨事の陰に隠れてしまったが、今このCMがネット上で感動を呼んでいる。 通過する新幹線に手を振る人々、追いかけて走る子供たち、敬礼で見送る駅員たち…元気で陽気で平和な九州。明るい声で歌うのは、被災地・仙台に在住のマイア・ヒラサワさんだ…

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[県政研究]野本三雄県議・五期目を決める ~苦難の時代だからこそ、前向きに!

2011年春の統一地方選挙において、野本三雄は長崎県議五期目の任を賜ることになりました。ご支援いただいたみなさまや地域の方々のあたたかく力強いご支援の賜物と、深く感謝しております。 選挙を間近にひかえた本年2月、思わぬことに議会運営委員会の委員長を急遽お引き受けすることになり、いつにもまして慌ただしく過しておりました中での、東北・北関東地方の災害発生でした。 私自身にも少なからず「こ…

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[県政研究]長崎県庁舎整備問題の節目にあたって

去る2月1日、中村法道長崎県知事は、長崎市魚市跡地において新たな県庁舎の建設に着手する考えを発表された。長年本件に関わってきた私には、ひときわ感慨深い記者会見であった。 この会見に先んずる1月12日、臨時県議会において県庁舎整備特別委員会の委員長報告が行われ、長崎魚市跡地において新たな県庁舎の建設に速やかに着手することを求める「新たな県庁舎の建設に関する意見書」が採択された。この意見書で指…

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[県政研究]長崎県総合計画の基本理念(3)地域が輝く長崎県

 『長崎県総合計画』の基本理念と政策の柱をご紹介する第三回目、最終回の今回は「基本理念3.地域が輝く長崎県」についてご紹介する。 基本理念3. 地域が輝く長崎県 住む人たちの思いや地域の特色を活かした「地域発の地域づくり」を応援することにより、地域に活気と賑わいがあふれた長崎県を目指す。この基本理念に基づき、以下の3つの政策の柱が設定された。 政策8. 「地域発の地域づくり」を進める …

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[県政研究]長崎県総合計画の基本理念(2)産業が輝く長崎県

 このほどまとめられた『長崎県総合計画』の基本理念と政策の柱をご紹介する第二回目、今回は「基本理念2.産業が輝く長崎県」についてご紹介する。 基本理念2. 産業が輝く長崎県 働く場があるということは生活の安心の基礎をなすものである。次代を担う力強い産業を育て、県民の皆さんがいきいきと働くことができる長崎県を目指す。この基本理念に基づき、以下の4つの政策の柱が設定された。 政策4. 力強…

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[県政研究]長崎県総合計画の基本理念(1)人が輝く長崎県

先月ご紹介したように、10年後の長崎県のあるべき姿を見据えつつ、今後5年間(平成23~27年度)における県の重要な取組を計画する『長崎県総合計画』がまとめられた。その基本理念3点と政策の柱10点について、今月より三回に分けてご紹介する。 今月は「基本理念1.人が輝く長崎県」についてご紹介する。 基本理念1. 人が輝く長崎県 県民の皆さんが安心して日々の暮らしを送るとともに、さまざまな地域や…

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[県政研究]10年後を見据えた『長崎県総合計画』の素案がまとまりました

 時代の潮流を捉え、10年度の長崎県のあるべき姿を見据えつつ、今後5年間(平成23~27年度)における、県の重点的な取組を示す『長崎県総合計画(仮称)』の素案がまとめられた。 これまでの10年間、長崎県は『長崎県長期総合計画』(平成12年度)と『ながさき夢・元気づくりプラン』(平成17年度)を策定し、指針として政策に取り組んで来た。 今後の10年間の方向性を示す今回の計画では、「人が…

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[県政研究]野本三雄の新しい政策パンフレットができました!

 野本三雄の政策パンフレットが新しくなりました! 野本の政治理念を、県民のみなさまに分かりやすくご案内するものです。 プロフィールは別紙の折り込みとさせていただいております。 パンフレットのご請求は、野本三雄事務所(電話:095-856-3010)までご連絡ください。 パソコン画面上でも内容をご確認いただけます。 PDFファイルを下記をクリックしてダウンロードしてください。 → …

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[県政研究]「県庁舎整備について県民の声を聴く会」が長崎市で開催されました

 私も所属している県議会県庁舎整備特別委員会が、7月から県内8カ所で開催している「県庁舎整備について県民の声を聴く会」が8月22日、長崎市内でも開催され、田上富久長崎市長を含む約340人にご参加いただいた。将来の長崎のまちづくりに直結する問題として、賛成・反対両面の活発な意見が出されたのでここに報告したい。 新庁舎は防災拠点たりうるかまず長崎県が、現庁舎が震度6強の地震で倒壊し、防災拠点と…

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[県政研究]締め切り延長!県庁舎整備に関するパブリックコメントにご意見を

 5月号の県政研究でご紹介した、「長崎県庁舎整備基本構想案」に対するパブリックコメントは、当初6月18日(金)必着となっていたが、より多くの県民の意見を募るため、締め切りを延長し9月10日(金)必着となった。十分な余裕ができたので、賛成の方も反対の方も修正を求める方も、是非ご意見をお寄せいただきたい。 ここに何度も取り上げてご意見をと呼びかけるのは、パブリックコメントが県庁舎等の整備に関す…

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[県政研究]長崎県の口蹄疫対策にご理解・ご協力を!

 長崎県では、関係部局が連携のうえ迅速・的確に対応し、口蹄疫対策に万全を期すことを目的に、知事を本部長とする長崎県口蹄疫警戒連絡会議が5月18日に設置された。5月24日~27日には、各地域ごとに連絡会議の初会合が行われ、県・地域の行政担当者・警察・農業関係者が出席し、情報を共有して防疫態勢を整えることなどを申し合わせた。会議では、地域内で感染が確認された場合、公有地を使い早急に埋却地を確…

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[県政研究]県庁舎整備基本構想案に対するパブリックコメントに参加しよう!

 長崎県は本年2月、「県民とともに新しい時代を切り拓く庁舎づくり」を基本理念とする「長崎県庁舎整備基本構想案」を策定した。 県議会ではこの基本構想案をたたき台として、私の所属する『県庁舎整備特別委員会』を中心として議論していくことになる。併せて県民から幅広く意見を募るため、本年7月から9月にかけて、離島を含む県内8カ所で県民の意見を聞き、来年2月をめどに意見をまとめる方針を決定した…

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[県政研究]今年度開通予定の道路で長崎市周辺の交通網は大幅に変わる

 今年度の県予算が決定し、県道小ヶ倉田上線の愛宕工区が今年7月に開通、長崎南環状線の田上~新戸町インター間が来年3月に開通する見込みとなった。 県道小ヶ倉田上線は都市計画道路・小ヶ倉蛍茶屋線として事業が実施され、既に平成18年10月に八景町から田上交差点付近までの供用を開始している。これにより、市南部と田上方面を結ぶ間がスムーズに通行できるようになったが、田上方面への右折待ちの車両…

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[県政研究] 3月1日退任・金子原二郎知事の思いを次代に伝えたい

 3月1日、このホームページの更新日をもって、3期12年に亘り長崎県政に尽力してこられた金子原二郎知事が退任される。2月21日の知事選では、金子知事のもとで長く副知事を務められた中村法道氏が、次の知事に選出された。県民の金子県政に対する信頼感が反映したものと考える。 去る1月27日、私は毎年恒例の『新春のつどい』を開催した。多くの関係者・支援者にご来場いただき、例年に増して盛況であった。会…

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[県政研究]県庁舎問題について、もう一度見直そう

2月4日の公示を前に、早くも知事選の政策論争が繰り広げられている。重要施策について、各候補者がそれぞれの立場を明確にされていくことと思うが、長崎県庁舎の問題について積極的な移転新築案の支持を打ち出す候補者は少ないと思われる。経済的に苦しい中で大金を投入する事業を敢えて起こすべきなのかという問いに、「それでも必要なのだ」と答えることは勇気がいることだろう。 数年来の県財政逼迫の状況も、世界的…

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[県政研究]金子知事の4選不出馬に思う

金子知事、知事選不出馬表明の衝撃 昨年11月初めに、金子知事が次期知事選に出馬されないことを表明されましたが、私ども県議会だけでなく、県民の皆様も、驚きに包まれたことでした。 決断されるまでには、多くの葛藤があられたことと思いますが、時代の流れを見据え、また、更なる県政の発展を願っての決断であったと、知事のご心中を察する次第です。 金子県政12年を振り返る金子知事は、その卓越した政治…

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