[トピックス]新幹線西九州ルート・諫早~長崎が認可されました!

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新幹線西九州ルートの諫早~長崎間の着工がついに認可された。
羽田国土交通相は6月29日、整備新幹線問題検討会議を開き、九州新幹線西九州ルートなど、整備新幹線の未着工3区間の着工を認可した。2008年3月の長崎ルート武雄温泉~諫早間の認可以来、約4年3カ月を待った上での決定だ。諫早~長崎間は8月上旬にも着工し、10年後の2022年度の一括開業を目指す。

総事業費は武雄温泉-諫早間を含め5千億円(新規着工分は2100億円)。このうち3分の1が地元(長崎県、佐賀県)負担となるが、国からの交付金や交付税措置により、長崎県の負担額は18.3%となる。また、線路幅が在来線と同じスーパー特急方式で建設中だった武雄温泉-諫早間は今回、線路幅が広い「フル規格」に格上げされている。

西九州ルートは、鹿児島ルートと共有する博多-新鳥栖(26キロ)+在来線の新鳥栖-武雄温泉間(51キロ)+フル規格の武雄温泉-長崎間(66キロ)が混在する路線となり、車輪の幅を変え在来線区間も新幹線区間も走行できるフリーゲージトレインが直通運転する予定だ。博多~長崎間の所要時間は1時間20分で、現在の在来線特急「かもめ」より28分短縮される見込み。

しかしフリーゲージトレインは未だ開発中であるし、たとえそれが開発なったとしても、JR西日本側は九州新幹線長崎ルートと山陽新幹線の直通運転は「技術的に困難」と考えているようだ。「長崎ルートを走るフリーゲージ車両は、高速化と軽量化の両立が難しい。輸送密度の高い山陽新幹線にほかより遅い車両を走らせるのはダイヤ編成上厳しい。車両が重いと、レールを傷める懸念もある」(朝日新聞・2008/11/28記事)

路線の状況を見ていただければ分かるように、フリーゲージトレインの導入というのはもっぱら佐賀県側の事情による。膨大な開発費と長い年月をかけてなお実現していない訳だが、「全部フル規格にしてしまえば簡単な話なのに」と言えないもどかしさが長崎県側にはある。その費用、佐賀県側の事情緩和に使えないものだろうか。


【2012年7月号・トピックス掲載】

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